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T/FLAT

旭川市内の交通量の多い環状一号線から1本中通りに入った場所に建っている住宅です。平面計画についてはクライアントからの明確な要望がありましたので、私たちの主たる仕事は、寸法、素材、質感等のディテールに加え空間のイメージを具現化することが中心となりました。
外観については、「要塞みたいだ」(クライアント評)と言われるとおり、存在感のあるアルミのオーバースライダーを中心に無機質な感じに仕上げましたが、内部に入り込んだ玄関部分の羽目板と、それに同調させた木製の玄関ドアがナチュラルにまとめられた室内空間との調整弁のような役割を担っているようです。
工事も最終段階に入り現場で打ち合わせをしていたクライアントから「イメージが違う」という言葉をいただき、一瞬ドキッとしたのですがすぐそのあとに「全てがいい意味でイメージを超えている」という大変ありがたいお言葉により救われたという出来事がありました。
改めてイメージを伝えることの難しさを認識し反省すると同時に今後もこの住宅が住み手のイメージをいい意味で超え続ける存在であって欲しいとも思いました。