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山部路のゲストハウス

芦別岳、そしてさらにその向こうには夕張岳を望むことのできる好ロケーションにこの住宅は建っています。敷地も300坪を超えていてこの上ない条件のもと設計をさせていただきました。
敷地の中には樹齢数十年のシンボリックなエゾ山桜を中心に多種多様な樹木が配置されていたので、この庭を整備しながら計画のなかにとりこんでいく形でプランを進行させた結果、大きなウッドデッキを庭に隣接させることになりました。
夕刻になると、山陰に沈んだ夕陽が柔らかな間接光のようにあたり一面を包みこみゲストとの大切な時間を演出する大きな舞台としての役割を担ってくれることでしょう。
工事中残念だったのは、このあたり特有の強風でシンボルツリーが折れてしまったことです。
春に満開になることを楽しみにしていたクライアントを深く落胆させるような出来事でありましたが、新たに3本の若い桜の木が植樹されました。
あの老木のように成長するには長い年月が必要と思われますが、この木々たちが、家族の成長、結びつき、亡き家族のなしえなかった夢、クライアントの様々な思いとともにどんな強風にも負けることのない立派なさくらへと成長していくことを心から願っています。